カナダの日系人収容所が舞台となる、映画製作プロジェクトが進行中!

久しぶりに我が家のルーツに関係ある記事を発見。

短編映画 「Henry’s Glasses(ヘンリーのメガネ)」 とドキュメンタリー映画「The Rising Sun」の製作が、Japanese Canadian National Museum & Heritage Centreのサポートのもと、始められる。

Blacktree Pictures incTwitter名はBlack_Tree_ )の日系カナダ人の映画監督Brendan mk Uegamaさんと、バンクーバーでElephant Beach Productions Inc. という映画製作事業を手がける山本美穂さんがプロデュースするとのこと。

今まで過去に何度となく、日系カナダ人による、日系人収容所を描いたドキュメンタリーは見たことがあるが、今回、特に期待したいのは、日本生まれの山本さんのプロデュースだ。

「忘れ去られてはならない史実を後世に伝え、風 化させないためにも大変意義深いプロジェクト」と山本さんは語っている。

当時、BC州タシュメにあった日系人強制収容所を舞台としているらしい。

パールハーバー攻撃のあと、カナダに住んでいた日系人は全て、敵国人とみられたので、土地も財産も全て取り上げられ、一人かばん一つのみという条件でBC州の奥地へ、、、。

簡潔に説明しようと思いブログを書き始めたが、いったん書き始めると、急に手が止まった。

日系人収容所の事はカナダ人なら誰でも知っている。それは、カナダが国として犯した過去の過ちを繰り返さないため、未来の世代に伝えようと、学校の授業できちんと教えているからだ。

歴史に対する正しい認識を深くもつという意味で、カナダは例え、国としての歴史は短くても、自分の責任をキチンと取れる国だという点では、日本とは比べ物にならないと思う。

日本が日本人に教えなかった過去の歴史は、外国ではしっかりと教えられている。海外で、日本の歴史を、日本人以外の人から叩きつけられた時のショックは今でも覚えている。なぜ、自国の犯した罪を知らないんだと言われて、返す言葉もなかった。

日本史の本を思い出してみた。幕末までの歴史、登場人物、戦い、、、などには結構力を入れていたのに、日本軍が戦中に敵国軍、民に何をしてきたかということが説明されていた記憶は全くない。植民地を作ったという記憶しか、、、。

南京虐殺の映像を初めて見たのも、確か2003年のこと。そんな事実が本当にあったとは信じられなかった。映像が生々しくて目も開けていられなく、その場を立ち去りたいという思いに何度もさせられたけど、それでも、真実を知ることができて良かったと思った。

日系人収容所の話に戻るが、伊藤家は、タシュメではなく、レモンクリークの収容所だった。

父、Jamesは当時小学生。(レモンクリークの写真)

曾祖父、祖母、父と3世代を通して、家族がカナダで切り開いてくれた道のことを考えると、心にジーンとくる深いものがある。

ふと、ブログが進まなくなるほど、気持ち入れがあることを、今日、あらためて知り、そんな自分がいることを、驚いている。